語り口がまどろっこしい。くどい。この語り口がこの本の魅力なんだろうと思う。そこを楽しめるかどうかで好き嫌いが分かれそう。「くどい」っていうのは著者自身も言っているけど、くどいと思ってしまう私は「そんなことわかってるよ」と思っているわけで、自分がわかっていることを前提にしている可能性が高い。私はこの本を簡単にわかろうとしているのかもしれない。20世紀的に答えがあると思って読んでいる可能性がある。
前半は抽象的な話が多くて流し読み。後半の古文漢文絡みの話は興味持てなかったのでほとんど流し見。ちゃんと読んだのかよ?って話になるけど、正直ちゃんと読んでない。だけど編み物の本を書いた話はおもしろかった。まさか「生き方の強制」とか「活字離れ」に繋げてくるとは思わなかった。「教える」ということの中には、単なるノウハウだけでなく生き方の強制を含んでいる、という話は納得。「教える」、「習得する」という概念の理解が耕された気がする。
「わからないという方法」は、根本敬が言うところの「でもやるんだよ!」にかなり近いのではないか。著者は「わからないからやる」のはバカのやることだと書いているけど、同様に「無意味・無駄・無理だけどやる」のもバカのやることだと思う。そこには社会とか世間の視点はない。だけどやらざるを得ない。なぜなら、その人にとってそれが生きるということだから。
前半は抽象的な話が多くて流し読み。後半の古文漢文絡みの話は興味持てなかったのでほとんど流し見。ちゃんと読んだのかよ?って話になるけど、正直ちゃんと読んでない。だけど編み物の本を書いた話はおもしろかった。まさか「生き方の強制」とか「活字離れ」に繋げてくるとは思わなかった。「教える」ということの中には、単なるノウハウだけでなく生き方の強制を含んでいる、という話は納得。「教える」、「習得する」という概念の理解が耕された気がする。
「わからないという方法」は、根本敬が言うところの「でもやるんだよ!」にかなり近いのではないか。著者は「わからないからやる」のはバカのやることだと書いているけど、同様に「無意味・無駄・無理だけどやる」のもバカのやることだと思う。そこには社会とか世間の視点はない。だけどやらざるを得ない。なぜなら、その人にとってそれが生きるということだから。