ノンフィクションだけど小説を読んでいるような感覚があった。著者の困難な体験や、心の揺れの描写がおもしろい。それは例えば、以下のような箇所。
“なぜ大仁田で無血なのだ。大仁田こそ流血すべきだろう。”
夫のちんぽがデカ過ぎて挿入できず、無理にやろうとすると流血してしまうことに苦悩していた著者は、教師の仕事の心労も重なって精神が不安定になり、苦悩をネットに書き綴る。そのネットで知り合った大仁田似のオジサンと会ってセックスしてしまったときの描写。声を出して笑った。
自身のセックス依存や夫の風俗通いがあったら普通は流されてしまいそうな気がする。でもこの人は流されない。弱いように見えて、しっかりと根を張って生きている感じがする。その根の強さがあるから、しんどい体験をここまで書き切ることができた上、ユーモアを失わなかったのかもしれない。免疫系の病気になり、教師の仕事で自己実現できず、母にもなれなかった著者は、書くことを掴み取ったんだろうと思う。
“なぜ大仁田で無血なのだ。大仁田こそ流血すべきだろう。”
夫のちんぽがデカ過ぎて挿入できず、無理にやろうとすると流血してしまうことに苦悩していた著者は、教師の仕事の心労も重なって精神が不安定になり、苦悩をネットに書き綴る。そのネットで知り合った大仁田似のオジサンと会ってセックスしてしまったときの描写。声を出して笑った。
自身のセックス依存や夫の風俗通いがあったら普通は流されてしまいそうな気がする。でもこの人は流されない。弱いように見えて、しっかりと根を張って生きている感じがする。その根の強さがあるから、しんどい体験をここまで書き切ることができた上、ユーモアを失わなかったのかもしれない。免疫系の病気になり、教師の仕事で自己実現できず、母にもなれなかった著者は、書くことを掴み取ったんだろうと思う。