バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

各方面で評判が良かったので読んでみたら、おもしろかった。この人に限らないけど、体の内側から湧いてくる力を持ってる人は良いなと思う。その力のせいで不幸になる人もいるんだろうけど。

特に印象に残ったのは後半、いよいよ研究継続が危ぶまれて、資金調達や周囲の理解を求めて表紙にもあるバッタのコスプレをするあたり。目的のためなら道化を演じることも辞さない態度は素晴らしいと思った。単にそういうのが好きな人なのかもしれないけど、私はマネできない。このコスプレと、ニコ生に出たりクラウドファウンディングしたりというネットを利用した戦略は、世に出て何かを成し遂げる方法として今っぽいと思う。